029-229-1187

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大人の矯正

ADULT

大人になってから始める矯正歯科

大人になってから始める矯正歯科

現在、大人の矯正治療はたいへん増えています。子供のときは気にしなかった歯並びが大人になってから気になりだした方。子供のとき、習い事や部活で矯正治療をする時間がなかった方。大人になってから歯並びが悪くなってきた方。無理な非抜歯の矯正治療を受けたため口元が突出してしまった方。現在、そのような大勢の方々が矯正治療を受けておられます。

目立たない矯正治療法の普及も、大人の矯正治療の増加の要因になっていると思われます。大人の矯正治療は子供の矯正治療と比べて歯の動きは遅いものの、顎の成長にともなう変化がないこと、ご自分の意志で治療を開始されるために目的意識が高く、指示をきちんと守り、キャンセルもほとんどないことなど、矯正治療にとって有利な点も多くあります。

表側矯正の治療を受けている方が結婚式・卒業式などで写真を撮るうえで支障がある場合は、通常の調整料金で一時的に前歯のブラケットを除去したり、再接着したりすることも可能です。

ブラケット・ワイヤーによる
表側矯正・裏側矯正
(舌側矯正)

表側矯正(唇側矯正)

目立たない矯正治療を可能に

目立たない矯正治療を可能に

表側矯正は、より正確で、治療期間の短縮を図れる治療法です。表側のブラケットに加えて、裏側からの補助装置を併用するなど治療手段のバリエーションが多いので、治療のために有利な方法です。矯正治療中の見た目が気になる場合、目立たない白い装置(ホワイトブラケット・ホワイトワイヤー)を選択することもできます。また、外科矯正を行なう際は、表側矯正が唯一の選択肢となります。

  • 従来の銀色の装置(ブラケット)

    従来の銀色の装置
    (ブラケット)

  • 目立ちにくい白い装置(ホワイトブラケット・ホワイトワイヤー)

    目立ちにくい白い装置
    (ホワイトブラケット・ホワイトワイヤー)

裏側矯正(舌側矯正)

裏側矯正(舌側矯正)

舌側矯正のメリットは、ブラケットが目立たないという点にあります。ブラケットが見えることが不都合である方のための治療法です。その反面、力学的な理由と治療手段の制約という2つの理由によって、表側矯正よりも時間がかかります。

ハーフリンガル
(上顎舌側矯正・下顎表側矯正)

ハーフリンガル(上顎舌側矯正・下顎表側矯正)01
ハーフリンガル(上顎舌側矯正・下顎表側矯正)02
ハーフリンガル(上顎舌側矯正・下顎表側矯正)03
ハーフリンガル(上顎舌側矯正・下顎表側矯正)04

上顎が舌側矯正、下顎が表側矯正の治療法です。口をあけても下顎の歯列が口唇で覆われてブラケットが目立たない方には、フルリンガルよりも治療費を抑えられるのでおすすめです。

フルリンガル
(上顎・下顎ともに舌側矯正)

フルリンガル(上顎・下顎ともに舌側矯正)01
フルリンガル(上顎・下顎ともに舌側矯正)02
フルリンガル(上顎・下顎ともに舌側矯正)03
フルリンガル(上顎・下顎ともに舌側矯正)04

上顎・下顎ともに舌側矯正による治療法です。フルリンガルではブラケットは目立ちません。

マウスピース型矯正装置
(インビザライン)
による治療

目立たない矯正治療を可能に

目立たない矯正治療を可能に

インビザラインとは樹脂でできたマウスピースを10日~2週間ごとに次々と交換することによって徐々に歯を移動させる治療法です。歯を動かす力は樹脂のゆがみから生じる反発力です。

一般にインビザラインに適したケース
とは

一般にインビザラインに適したケースとは

インビザラインに適したケースとは、上下の奥歯が正しい位置で噛んでいて(この状態をⅠ級とよびます)なおかつ、凸凹の程度が軽いケースとなります。
奥歯の噛む位置がずれているケース(これをⅡ級、またはⅢ級とよびます)や抜歯ケースでは、通常のやり方では上手く治らないことが多いので工夫が必要となります。

荒井矯正歯科クリニックの
インビザライン治療

抜歯ケースでは
歯科矯正用アンカースクリュー
(インプラント矯正)を使用

インビザラインに適した上下の奥歯の噛む位置が正しいケース(Ⅰ級)はもちろんですが、インビザラインでは治療困難な抜歯ケースでも適切に治療できるよう、歯科矯正用アンカースクリュー(インプラント矯正)を併用しています。これによって、多かれ少なかれ成り行き任せにならざるを得ないインビザラインの治療において、不動の基準点となる歯の位置を固定し、その他の歯をその基準点に合わせて移動させることで良好な結果を得ています。

抜歯ケースでは歯科矯正用アンカースクリュー(インプラント矯正)を使用

迅速な治療計画の立て直しと
アライナーの再作製

ワイヤー矯正と異なり、1回1回の調整ができず、最初にできあがったアライナー(マウスピース)を順次交換していくインビザラインにおいては、治療途中でのアライナーの再作製は必須であるといっても過言ではありません。治療中にアライナーの不適合や好ましくない歯の動きが起きた場合は、すぐに歯型の再印象をとり、アライナーの再作製を発注しています。

迅速な治療計画の立て直しとアライナーの再作製

アライナーは何度作り直しても
追加費用は発生しません

インビザラインにおける低価格なコースや、ネットなどで宣伝されている低価格なマウスピース型矯正装置による治療は、導入は低価格ですが作り直しの度に治療費が加算され結局高くついてしまうケースが多いといえます。追加料金を嫌ってアライナーの再作製をせず、取り返しがつかない状態にならないためにも、追加料金が発生しないコースを選ぶべきでしょう。

アライナーは何度作り直しても追加費用は発生しません

光学スキャナーを導入して
時間を短縮

光学スキャナーを用いて歯型をとることにより、3次元データがオンラインで瞬時に海外の工場に送られるため、アライナーの完成までの時間を大幅に短縮可能です。さらに型取りに要する時間も短縮させています。

光学スキャナーを導入して時間を短縮

インビザラインの長所

  1. 目立たない
    POINT 01

    目立たない

    マウスピース型矯正装置を使って歯並びを矯正するインビザラインであれば、装置が透明に近いため装着していることがわかりにくく、見た目による矯正のストレスを感じずに治療できます。

  2. 口腔内トラブルが少ない
    POINT 02

    口腔内トラブルが少ない

    ワイヤーやブラケット着用時に感じる口の中の違和感が少なく、矯正装置が外れてしまうなどのトラブルの可能性も低いです。

  3. 衛生的
    POINT 03

    衛生的

    取り外し可能のため、食事時・歯磨き時などとても便利です。歯のお手入れが普段どおりにできるため、口腔衛生を健康な状態で保ちながら矯正治療ができます。

動画でわかる!インビザライン

  • インビザラインII級ゴム説明動画

  • インビザラインⅢ級ゴム説明動画

インビザラインは矯正歯科医師の経験と力学的考察力が求められる

インビザラインは
矯正歯科医師の経験と
力学的考察力が求められる

インビザラインの治療計画をコンピューターで作成するオペレーターは、矯正治療の経験や知識のない素人です。従ってできあがった治療計画は、現実には有り得ない歯の動きに基づくものもしばしば提案されます。

そのため、矯正歯科医師はそれらの危うい治療計画を厳しくチェックする必要があります。この段階で矯正歯科医師の経験と力学的考察力が求められます。これができないと、非常に不適切な治療計画に基づくアライナーが使われてしまう可能性もあります。

インビザラインの注意点・欠点

インビザラインは矯正治療のなかでも新しい治療法で、しかもアメリカで矯正歯科とは縁のない工学部出身者が始めたものであり、臨床データが不十分なまま商業ベースで普及したといえます。 特に日本においては、インビザラインの製造・販売会社が、矯正治療経験のない一般歯科医師に対して1日か2日の講習を受けただけでインビザラインドクターの称号を与えるなどして普及を進めたため、治らないケースが続出してしまっています。日本矯正歯科学会では、マウスピース型矯正装置による治療に関する見解を発信し、問題点などについて解説しています。

ブラケット・ワイヤー矯正と
比較したインビザラインの欠点

  1. 歯列の状態に応じたきめ細かい調整ができず、成り行き任せにならざるを得ない。
  2. 時間がかかる。
  3. 歯根を動かすのが困難である。
  4. 補助装置が使えない。
  1. 治療途中での作り直しは必須である。
  2. 歯を削る必要があるケースが多い。
  3. 治療に関する学術的情報が少ない。

治療終了後の保定装置
(リテーナー)
について

保定装置(リテーナー)は、治療終了後の歯並びを安定させるために必要な装置です。いくつかの装置からお選びいただけます。

クリアリテーナー

取り外し可能な、透明なマウスピースタイプです。矯正治療で歯を並べたあとは歯並びが不安定なため、新しく並べた場所から歯が動いてしまわないように、歯並びを安定させるための装置です。最低2年間の使用が必要になり、治療終了後約半年は1日中の装着、その後約半年は夜のみの装着となります。

クリアリテーナー

ベッグタイプリテーナー

取り外し可能な装置です。矯正治療で歯を並べたあとは歯並びが不安定なため、新しく並べた場所から歯が動いてしまわないように、歯並びを安定させるための装置です。材質はワイヤーとプラスチックです。最低2年間の使用が必要になります。

ベッグタイプリテーナー

フィックスタイプ

歯の裏側に細いワイヤーを貼り付けるため、取り外しができない固定式の装置です。矯正治療で歯を並べたあとは歯並びが不安定なため、新しく並べた場所から歯が動いてしまわないように、歯並びを安定させるための装置です。最低2年間の使用が必要になります。

フィックスタイプ

大人の矯正にかかる費用について

費用の合計

[基本料金]

[診断料金]

[調整料金または料金

治療回数]

治療回数は、平均で月1回×2~3年=24回〜36回となります。ただし治療期間は、症状やお口の中の状態などに応じて短縮されたり長期化したりと変動します。
下記の料金には、後戻りした場合の再治療の基本料金も含まれます。

  • 基本料金は分割でお支払いいただけます。
  • 矯正治療は健康保険の対象外ですので自費診療となり、保険診療より高額になります。

リスク・副作用

矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
  • 治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生えそろっている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生えそろったあとに行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
  • 歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
  • 装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者様のご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • 治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
  • 歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
  • ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  • ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
  • 治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
  • 治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • 問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
  • 歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
  • 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • 装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
  • 装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • 装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
  • 顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
  • 治療後に、親知らずの影響で歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
  • 加齢や歯周病などにより、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。
  • 矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。

裏側(舌側)矯正にともなう一般的なリスク・副作用

  • 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 装置に慣れるまで発音しづらいなどの症状が出ることがあります。
  • 矯正装置を装着している期間は、適切に歯磨きができていないと、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。歯磨き指導をしますので、毎日きちんと歯を磨き、口腔内を清潔に保つようご協力をお願いします。
  • 歯磨き、エラスティック(顎間ゴム)の使用、装置の取り扱い、通院などを適切に行なっていただけない場合、治療の期間や結果が予定どおりにならないことがあります。
  • 成長期の患者様の治療では、顎骨の成長を予測し、現段階において適切な治療を行ないますが、まれに予期できない顎の成長や変化によって治療法や治療期間が大きく変わることがあります。また、顎の変形が著しい場合には、矯正治療に外科的処置を併用することがあります。
  • 歯を移動させることにより、まれに歯根の先端がすり減って短くなる「歯根吸収」を起こすことがあります。しかし、適切な矯正力で歯を移動させることでセメント質(歯根表面を覆っている組織)が修復されるため、歯根吸収のリスクを軽減できます。
  • 歯の周囲の組織は、治療前の状態に戻ろうと「後戻り」する性質があるため、治療後も数ヵ月から1年に1回ほどの頻度で通院いただいて歯の状態を管理し、後戻りを防ぐ必要があります。

マウスピース矯正(インビザライン)にともなう一般的なリスク・副作用

  • マウスピース矯正(インビザライン)は、機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
  • ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
  • 症状によっては、インビザラインで治療できないことがあります。
  • お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
  • 装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
  • 治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
  • 食いしばりの癖が強い方の場合、奥歯が噛まなくなることがあります。
  • 治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
  • お口の状態によっては、インビザラインに加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
  • 治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
  • 薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。

薬機法において承認されていない医療機器「インビザライン」について

当院でご提供している「マウスピース型矯正装置(インビザライン)」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。

未承認医療機器に該当

薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2024年1月11日最終確認)。

入手経路等

アライン・テクノロジー社、インビザライン・ジャパン株式会社より入手しています。

国内の承認医療機器等の有無

国内では、マウスピース型矯正装置(インビザライン)と同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2024年1月11日最終確認)。

諸外国における安全性等にかかわる情報

情報が不足しているため、ここではマウスピース型矯正装置(インビザライン)の諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。

医薬品副作用被害救済制度対象外

日本では完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

当該未承認医薬品・医療機器を用いた治療の広告に対する注意事項の情報の正確性について、本ウェブサイトの関係者は一切責任を負いません。

歯科矯正用アンカースクリューによる矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 公的健康保険対象となる使用方法と、公的健康保険対象外の自費診療となる使用方法があり、自費診療となる場合は保険診療よりも高額になります。
  • 骨と化学的な結合をしないため、患者様の骨の状態や口腔衛生状態によっては脱落することがあります。
  • 脱落した場合は再埋入を行なうことがあります。脱落部分の骨の穴が回復するまで数ヵ月の時間を要するため、別の部分に埋め込むことがあります。
  • 歯科矯正用アンカースクリューは骨に埋まっていますが、その頭部は歯肉の外にあるため、ケアを怠ると骨に感染することがあります。
  • 歯科矯正用アンカースクリューは歯根の間に埋入されることが多いため、埋入時に歯根を傷つけることがあります。

光学3Dスキャナー(iTero エレメント 2)を用いた治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 薬機法(医薬品医療機器等法)において承認された医療機器です。光学的に口腔内の印象を採得し、ディスプレイに表示して診療や患者様へのご説明に使用したり、採得した3Dデータに基づき、インビザライン(マウスピース型矯正装置)や補綴物などの設計・製造に使用します。
  • 光学3Dスキャナー(iTero エレメント 2)を使用して行なうインビザライン矯正は、機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 印象剤を使用した従来の印象採得に比べ、印象採得時の不快感は大幅に軽減されますが、お口の中にスキャナーが入るため、ごくまれに多少の不快感を覚えることがあります。