荒井矯正歯科クリニック

大人の矯正

現在、大人の矯正治療は大変増えています。
子供の頃は気にしなかった歯並びが大人になってから気になりだした方。
子供の頃、習い事や部活で矯正治療をする時間が無かった方。
大人になってから歯並びが悪くなってきた方。
無理な非抜歯の矯正治療を受けたため口元が突出してしまった方。
現在、そういう大勢の方々矯正治療を受けておられます。
目立たない矯正治療法の普及も、大人の矯正治療の増加の要因になっていると思われます。
大人の矯正治療は子供の矯正治療と比べて歯の動きは遅いものの、顎の成長に伴う変化がないこと。
ご自分の意志で治療を開始されるために目的意識が高く、指示をきちんと守り、キャンセルもほとんどないなど矯正治療にとって有利な点も多くあります。
表側矯正の治療をうけている方が結婚式、卒業式などで写真を撮る上で支障がある場合は通常の調整料金で一時的に前歯のブラケットを除去したり、再接着したりすることも可能です。

ブラケット

唇側(表側)矯正

目立たない矯正治療を可能に

表側矯正は最も正確で速い治療が可能な方法です。表側のブラケットに加えて、裏側からの補助装置を併用したりと治療手段のバリエーションが多いので治療のために有利な方法です。また外科矯正を行う際は唯一の選択肢の方法となります。

裏側矯正

裏側矯正のメリットはブラケットが見えないという点にあります。ブラケットが見えることが不都合である人のための方法です。その反面、裏側矯正はは力学的な理由と治療手段の制約という二つの理由によって表側矯正よりも時間がかかる方法です。

ハーフリンガル(上顎裏側矯正・下顎表側矯正)

上顎が裏側矯正、下顎が表側矯正の治療法です。口を開いても下顎の歯列が口唇で覆われてブラケットが目立たない人にはフルリンガルよりも治療費が低いのでお薦めです。

フルリンガル(上顎・下顎ともに裏側矯正)

上顎・下顎ともに裏側矯正による方法です。フルリンガルではブラケットは全く見えません。

インビザライン

目立たない矯正治療を可能に

インビザラインとは樹脂でできたマウスピースを10日~2週間ごとに次々と交換することによって徐々に歯を移動させる方法です。
歯を動かす力は樹脂の歪みから生じる反発力です。

インビザラインの長所

1:目立たない

マウスピース型の矯正装置「アライナー」を使って歯並びを矯正するインビザラインであれば装置が透明に近いため装着していることがわかりにくい特長があり、見た目による矯正のストレスを感じることなく治療できます。

2:口腔内トラブルが少ない

ワイヤーやブラケット着用時に感じる口の中の違和感が少なく、矯正装置が外れてしまうなどのトラブルの可能性も低いです。

3:衛生的

取り外し可能のため食事時、歯磨き時などとても便利です。

歯のお手入れが普段通りにできるため、口腔衛生を健康な状態で保ちながら矯正治療ができます。

動画で分かる!インビザライン

インビザラインⅡ級ゴム説明動画

インビザラインⅢ級ゴム説明動画

一般にインビザラインに適したケースとは

インビザラインに最適なケースとは上下の奥歯が正しい位置で噛んでいて(この状態をⅠ級と呼びます。)なおかつ、凸凹の程度が軽いケースとなります。
奥歯の噛む位置がずれている(これをⅡ級、またはⅢ級と呼びます。)ケースや抜歯ケースでは通常のやり方では上手く治らないことが多いので工夫が必要となります。

インビザライン(マウスピース矯正について)の注意点

インビザラインは比較的新しい治療法で、しかもアメリカで歯科矯正とは縁の無い工学部出身者が始めたものであり、臨床データが不十分なまま商業ベースで普及した治療法です。
特に日本においては、アラインテクノロジー社が矯正治療の経験のない一般歯科医師に対してもわずか一日か二日の講習を受けただけでインビザラインドクターの称号を与え、普及を進めるという無謀なことを行ったため治らないケースが続出してしまっています。
ちなみに日本矯正歯科学会ではインビザラインを認めていません。

インビザラインの欠点(ワイヤーの矯正との比較)

  • 歯列の状態に応じたきめ細かい調整ができず、成り行きまかせに成らざるをえない。
  • 時間がかかる。
  • 歯根を動かすのが困難である。
  • 補助装置が使えない。
  • 治療途中での作り直しは必須である。
  • インビザラインでは歯を削る必要があるケースが多い。
  • 治療に関する学術的情報が少ない。

インビザラインは矯正歯科医師の経験と力学的考察力が求められる。

インビザラインの治療計画をコンピュータで作成するオペレーターは矯正歯科治療の経験も知識も無い素人です。従って出来上がってきた治療計画は、現実には有り得ない歯の動きに基づく治療計画もしばしば提案されます。
従って矯正歯科医はそれらの危うい治療計画を厳しくチェックする必要があります。
この段階で矯正歯科医師の経験と力学的考察力が求められます。
これができないととんでもない治療計画に基づくインビザラインのアライナーが使われてしまう可能性もあります。

荒井矯正歯科クリニックにおけるインビザラインの治療

1.抜歯ケースでは矯正用アンカースクリュー(矯正用インプラント)を使用

インビザラインに適した上下の奥歯の噛む位置が正しいケース(Ⅰ級)のケースはむろんですが、一般的にインビザラインでは治療困難な抜歯ケースでも治療できるように矯正用アンカースクリュー(矯正用インプラント)を併用しています。これによって、多かれ少なかれ成り行き任せにならざるを得ないインビザラインの治療において不動の基準点となる歯の位置を固定し、その他の歯をその基準点に合わせて移動させることによって良好な結果を得ています。

2.迅速な治療計画の立直しとアライナーの最製作

ワイヤーの矯正と異なり、一回一回の調整ができず、最初に出来上がったアライナーを順次交換していくインビザラインにおいては、治療途中でのアライナーの再製作は必須であると言っても過言ではありません。
治療中アライナーの不適合や、好ましくない歯の動きが起きた場合はすぐに歯型の最印象を取り、アライナーの再制作を発注しています。

3.アライナーは何度作り直しても追加費用は発生しません。

インビザラインにおける安価なコースや、ネット等で宣伝されている安価なマウスピース治療は導入は低価格ですが、作り直しの度に治療費が加算され結局高くついてしまうこと危険が極めて高くなっています。追加料金を嫌ってアライナーの再製作をせず、取り返しがつかない状態にならないためにも、追加料金が発生しないコースを選ぶべきでしょう。

4.光学スキャナーを導入して時間の短縮。

光学スキャナーを用いて歯型を取ることにより、三次元データがオンラインで瞬時に海外の工場に送られるため、アライナーの完成までの時間が大幅に短縮させております。 さらに型どりに要する時間も短縮させております。

料金のご紹介

基本料金 850,000円+消費税
診断料金 30,000円+消費税

治療終了後の保定装置(リテーナー)について

保定装置(リテーナー)は、治療終了後の歯並びを安定させるために必要な装置です。
いくつかの装置からお選びいただけます。

クリアリテーナー

取り外し可能な透明なマウスピースタイプです。
矯正治療で歯を並べた後は非常に歯並びが不安定なため、新しく並べた場所から歯が動いてしまわないように歯並びを安定させるための装置になります。最低2年間の使用が必要になり、治療終了後約半年は1日中の装着、その後約半年は夜のみの装着となります。

ベッグタイプリテーナー

取り外し可能な装置です。
矯正治療で歯を並べた後は歯並びがとても不安定なため新しく並べた場所から歯が動いてしまわないように歯並びを安定させるための装置です。材質はワイヤーとプラスチックです。最低2年間の使用が必要になります。

フィックスタイプ

歯の裏側に細いワイヤーを貼り付けるので取り外しができない固定式の装置です。
矯正治療で歯を並べた後は非常に歯並びが不安定なため、新しく並べた場所から歯が動いてしまわないように歯並びを安定させるための装置です。最低2年間の使用が必要になります。

料金について

費用の合計 = 「基本料金」+「調整料金または 観察料金×治療回数」

治療回数は平均で、月1回 × 2〜3年で 24回〜36回となります。ただし、治療期間はケースに応じて長短変動します。 後戻りした場合の再治療の基本料金も含まれます。 *基本料金のお支払いは分割できます。*矯正治療は健康保険の対象外です。

矯正費用

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